やる気のない成績の悪い小学生でも秀才になれる

やる気

私は個人塾を経営しているのですが「子供が勉強にやる気を出さず、学校の成績も悪い」と困っている保護者の学習相談に応ずることがあります。保護者によっては、わが子の学業に半ばあきらめている人もいます。
私がそうした保護者に言うのはいつも1つです。それは「小学校3年生、4年生の段階では、その子が将来勉強ができるようになるかならないかなんて全く分からない」ということです。
小学生のとき落ちこぼれだったり、勉強が嫌いだったりしても後々秀才になった人間は多くいます。逆に小学校の時は勉強ができたのだけど、徐々に成績が下がっていって大学も無名のところしか受からなかった人もいます。もちろん小学校時代から社会人になるまでずっと秀才の人もいますし、逆に小学校の時から勉強が苦手なまま大人になる人もいます。小学校の時にこうだから、将来はこうだというような予測が勉強については言えないのです。音楽や体育なら小学校の時苦手な人は、大人になるまでずっと苦労しがちですが勉強はそうではありません。努力を積み重ねることで開花することがあるのです。
では、どういった子が将来伸びるか?それには条件があります。
1つは、自信を持てるような学問分野が1つだけいいから、自分の中にあることです。どの教科も苦手だが社会の歴史だけは詳しいとか、理科の天体については知識があるとか、英語の単語だけはいろいろ知っているとか、教科の中の1つの分野で構いません。その自信も人より優れている必要もありません。どの教科もクラスで下の方だが、これだけはクラスで平均程度はできるよという程度の地震でいいのです。自分は何をやってもだめなんだという劣等感を持たないためのセーフティネットがある、自分が自信をなくさないための根拠となるものがある、勉強に対して少しでも前向きになれる可能性がある、そうなるためにそこそこ得意なものがあればいいのです。親は子どもに対して、その得意なものについては誉めることが大切です。「一番得意な教科でもこの程度なんだから」と否定的なことを言ったら、その瞬間、子どもの自信は完全に砕け、やる気はゼロになります。得意なものはどんどん誉めることが重要です。1教科だけでも伸びれば、必ず良い影響がやがて他教科にも現れます。
もう1つは、責任感、覚悟、使命感といった感情を持った人間に育てることです。自分は何をやるべきか、自分がやらなければならないことは何か、常にそれを心に持っている子は、必ず勉強をするようになります。責任感や使命感を持った小学生はなかなかいません。そういった感情があれば、勉強を嫌がったりはしません。勉強のやる気がない子はこの責任感、使命感がまだ育っていません。これを全力で育てることが重要です。勉強をするように仕向けるのはその後です。まずは責任感と覚悟を持った人間となるようにするのです。家事分担をさせるのはその1つです。頭の良い子は家の手伝いをよくやるとあちこちで言われていますが事実その通りです。家事を分担させ、家庭での自分の役割を意識させ、日々の生活を通じて責任感や使命感を育てていくことです。親が重病で倒れたり、あるいは亡くなったりした場合、子どもが急に大人びて勉強もよくやるようになったという例もたくさんあります。これも自分が親に甘えられている楽しい状況にいられないことを、子ども自身が自覚し、自立的な心を持つようになったからです。
もう1つは、勉強の習慣づけをすることです。勉強が嫌いだったり、勉強がよく分からなかったりしても20分程度は毎日つけに向かわせることです。漢字練習や算数の計算なら成績が悪い子でもなんとかやっていけるので、それらをやらせるのです。この目的は、少しでも成績を上げようというのではありません。机に向かう習慣を持たせることです。勉強ができないうちは簡単なことをきちんとやり、勉強の習慣を育てていき、同時に勉強をしなければならないという使命感を育んでいくことです。
これら3点に留意して子どもを育てていけば、将来は秀才になる可能性はかなり高いです。

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