勉強法

やる気が出ないときの勉強法

やる気が出なくて勉強する気になれない場合、どんな方法をとればやる気が出てくるのでしょうか?
勉強しなければいけないのは分かっているけど、やる気が出ないという人は心配する必要はありません。工夫次第でやる気は生まれます。
勉強しなければいけないという気持ちを持たず、勉強なんてしなくていいよ、やる気もないしねー、なんて思っている人は、工夫しても、すぐにはやる気は生まれないでしょう。こういった人は、まず初めに勉強の必要性を認めるところから始めねばなりませんから。

それでは、勉強の必要性は分かってはいるけどやる気が出ない、あるいは他のことに気持ちが向かっていて、勉強に集中できない人について考えます。
まず最初に、自分の心的状態、心のありさまを考えてみます。心が沈んでいる、ぼーっとしていてなんだかけだるい、心はいきいきとして元気いっぱいだが、元気すぎて落ち着いた気分になれないなどの、自分の心の状態を把握します。
ぼーっとしている感じだとか、何だかけだるいという人は、病気でないならば血の巡りが悪いことも考えられます。体がすっきりしない感覚が心まで影響しているのです。こういったときはストレッチ体操をお勧めします。手足のストレッチだけでなく、体全体をストレッチして血行をよくします。新鮮な血が体の隅々まで流れると、酸素が体内や脳に満たされ、心も生き生きしてきます。ストレッチは20分~30分ほどやってみます。勉強しなくちゃいかねいのに30分も?と思うかもしれませんが、集中して勉強するための大切な準備ですので、時間をかけたほうがいいです。ストレッチのやり方が分からない人は、本屋さんなどによく売っているので購入するといいです。運動ではなく血行をよくするのが目的ですので、ハードなトレーニングではなく、体を軽く動かすぐりのものがいいです。
心はウキウキしていて、落ち着きがない、なんかはしゃいだ気分だという人は、英語や社会などの暗記科目や理科の暗記の分野の勉強をしましょう。ノートや本を手にして部屋の中を歩きながらそれらの本を大きな声で音読します。心がうきうきしているというのは、体を動かしたい欲求の表れですから、体を動かしながらの勉強が有効です。また立った姿勢で暗記するのは、机に向かい座って暗記するより、暗記がはかどるというデータもあるほどなので、元気なときは歩きながら音読がまさにお勧めです。音読は体を動かすことでもありますし。そして疲れてきたら、うきうきした気分も薄まるので、そこからは数学をはじめとした考える分野の勉強をします。
自分の心理状態を踏まえて、その心の状態を利用したり、またはその状態を変化させる工夫をするというのが、やる気を生む勉強法です。