エビングハウスの忘却曲線という有名なものがあります。
ドイツの心理学者であるエビングハウスという人が実験によって導き出したものです。
それによると、人は何かを暗記したあと、
20分後には、42%を忘却
1時間後には、56%を忘却
1日後には、74%を忘却
1週間後には、77%を忘却
1ヶ月後には、79%を忘却
――だそうです。
英単語を20個覚えたとして
20分後には、早くも8個忘れ、1時間後には11個忘れ、翌日には14個忘れ、6つしか覚えていないという悲しい結果になってしまうのです。
これは、頭のいい人も悪い人もほとんど同じ結果になるのだとか。
では、忘れにくくするためにはどうしたらいいのでしょう？
それは、おぼえ直しをすることです。繰り返し暗記することで、時間がたってもなかなか忘れにくくなっていきます。
暗記のタイミングは
暗記をした1時間後に１回目のおぼえ直し、
翌日に２回目のおぼえ直し、
2回目のおぼえ直しから一週間後に３回目のおぼえ直し
３回目のおぼえ直しから二週間後に４回目
４回目のおぼえ直しから一ヵ月後に５回目
というように、おぼえ直しは間隔を広げながらやっていくのがコツです。まだ全然忘れていないのに、おぼえ直しの暗記をしようとしても、脳は無駄だと判断して、脳は全く覚えなおしをしてくれないそうです。
この間隔は人によって違うので、自分で記憶が薄れてきたなと思ったらやったほうがいいです。
ほかには、その日のうちにおぼえ直しができず、翌日に1回目のおぼえ直しをやっても大丈夫とのこと。
