家庭力

成績の良い子と悪い子の学力格差

現代の日本は格差の時代で、貧富の差が二極化しています。そしてお金だけではなく学力についても格差は生じています。中学生の段階で学力が高い子と低い子にはっきりと大きく分かれ、中間層がいないのです。特に暗記科目に顕著となっています。数学や国語という科目は、中間層は暗記科目に比べて多くいます。推理力や判断力や読解力といった思考力は勉強をしない子でも、毎日の生活である程度鍛えれらるので、目立った差はつかないのでしょう。

ところが暗記科目となると、家庭学習の習慣が大きくものをいいます。暗記は運動などと同じく訓練がものを言います。暗記という訓練をやってこなかった子とやってきた子の差が中学生ぐらいの年齢で顕著に出ます。

それらの中でも英語が特にひどいです。ある県の公立高校の英語の入試問題の得点分布は、平均点はおよそ60点だったものの、50点から70点の間の得点分布が極端に低く、一番多い得点層は85点から95点までの得点分布と25点から30点までの得点分布が圧倒的に多く、棒グラフの図は中央がへこんで、低得点と高得点の両端が同じぐらいの高さで伸びていました。

これは普段の授業と重なるところが多いです。英語ができる子もかなりいます。けれども全くできない子もかなりいます。学区の授業はかなりできる子のグループ、クラス全体の約半分にスポットを当てて進めていくようです。残り半分のできない子のグループは、学校の先生がフォローをしないために、どんどん置いて行かれます。できないグループを対象にした授業での復習、放課後の居残り尾、宿題などはありません。カリキュラムをこなしたり、部活動の指導があったり、諸々の報告書や書類の作成、学校行事の準備などで先生もとてつもなく忙しいのです。

できない子のグループは中学1年生の1学期の英語の学力しかないまま受験を迎えます。15年前だと中1の1学期の内容も理解できない中3生はは40人中2人か3人でした。今は、40人中10人はいます。学習にある程度意欲のある子たちが塾や家庭教師、通信添削、昔よりずっと分かりやすい参考書や問題集で鍛えられ、大きな集団になりました。なので、できない子はほおっておいても、授業は進行しやすいのです。

この学力格差をなくすのは、原因が複合的で難しいです。ですから保護者は、わが子が英語のできない子のグループに入らないように目を配り、学習意欲を育てる姿勢、家庭の力が大切になってきます。英語がダメだと大学は、非常に厳しいですから。