勉強法

覚えるべきことがらを紙に書いて家中に貼ってみる

勉強には、なかなか覚えられない、相性の悪いものがあります。私は三角関数の補角の公式や2倍角の公式が覚えられませんでした。毎日見てれば、自然に頭に入るだろうと思い、画用紙を4枚つなぎ合わせて、大きな字でそれらの公式を書き、部屋と居間の2か所に貼りました。同じものを2つ作ったのです。部屋にいるときや、ご飯を食べるとき、それらを眺めることになり、2週間ぐらいでばっちり覚えられました。
歴史なども壁に貼る方法で暗記しました。これは中学のときなのですが、歴史上の出来事の順番や、その出来事が起きたときの時代があやふやで、歴史の大きな流れが把握できませんでした。中間テストや期末テストは範囲が狭いので、時代の大きな流れを意識しないで、断片的な暗記でも高得点はとれるのですが、実力テストとなるとそうはいきません。
そこで、これもまた画用紙を横に長くつないで、巻物のようにし、大きな年表を作成し、これを壁に貼りました。縄文時代から現代までです。部屋の3方が年表で囲まれ、ちょっと気になったときこれを眺めることでずいぶん流れを暗記できました。
そして、小さな字でいろいろ細かな知識を書き添えて、視力検査などと一人冗談を言っては、それらをぶつぶつ読んだりしました。そのうち、歴史上の人物の似顔絵もこの年表に書いたりっするうち、記憶がどんどん定着していきました。
壁に覚えるべきことを貼る作戦は有効で、中学・高校と随分いろいろなものを貼りました。解の公式は1日で覚えたので貼ってすぐはがしました。そして裏にまた、覚えるべきことを書いて貼りなおしたりしていました。
英単語はさすがに数が多いので、貼ることはしませんでしたが、ノートを破ったものに、覚えるべき単語を50ほど書いて、それを机の上に置いたり、持ち歩いたりしいて、ちょっとした時間に眺めて覚えました。今ならスマートフォンを使ってすき間時間で英単語の暗記をやるようなものです。
暗記はとにかくたくさんの回数目を通すこと。毎日何度も眺めていれば必ず覚えられます。