勉強法

第二の勉強部屋を持とう

自宅の勉強部屋以外に、第二の勉強部屋を持つのも受験勉強の方法として有効です。
学校や塾、予備校の自習室や図書館などを、第二の勉強部屋として活用することをお勧めします。
毎日、自分の部屋で勉強をしているとマンネリして、集中力も薄らぎ、だらだらと勉強しがちになるものです。そんな時、気分転換を兼ねて、勉強の場所を変えるのはいいでしょう。

けれども次々と勉強の場を変えるのはよくありません。自宅以外に「ここだと落ち着いて勉強できるんだよなあ」というお気に入りの場所が1つあればいいでしょう。

あとは自宅では○○の教科を、第二の勉強部屋は○○の暗記をというふうに、場所ごとに勉強の内容を変化させるのもいいでしょう。

勉強部屋について他に効果的なのは、部屋の窓などからの眺めが次々と変化するほど、気持ちの集中を途切れさせずに勉強できるそうです。自習室や図書館が通りに面していて、その通りを人々や車が行きかっているようなのが良いそうです。

第二の勉強部屋からは話が少し逸れますが、自宅に勉強部屋は不要だという考え方もあります。東京大学をはじめとした難関大学に進学した人は、自分が1人になれる勉強部屋ではなく、家族がいるリビングルームで勉強をしていた人が多いそうです。1人だと、ついつい雑誌を読んだり、携帯をいじったり、メールをしたり、ゲームをしたりと雑多な気まぐれに興じたりしますものね。また、一人きりの空間で難しい勉強をしていると気持ちがどんどん内にこもって、陰鬱なムードになったりもします。開放的な場所で勉強をするのがいいのでしょう。先ほどの述べた、第二の勉強部屋を持つのが良いというのも、この開放的な気分を保つのと関係がありそうです。

1人きりの空間で勉強しないと気が散ってしまうという人は、自分の勉強部屋にアロマの香りをたてるのもいいでしょう。ラベンダー、ローズ、オレンジなどさまざまなアロマがあります。ろうそくにアロマの成分が含まれていて、ろうそくの火を灯すことでアロマのかすかな匂いが部屋に漂うなんてのもあります。

他に気をつけるのは、自宅の勉強でも自習室や図書館の勉強でも、なるべく部屋全体を明るくして行うこと。部屋が暗いと目を悪くします。そして、暗い部屋での勉強はそれだけ目に負担がかかるので、疲れやすくなります。疲れやすいというのは勉強の能率が落ちるということなので、できるだけ疲れない工夫をし、長時間勉強を続けられるようにすることが大切です。