中学生の勉強

中学3年生の夏休みの英語の勉強法 英単語と英文法を仕上げる

中学3年生の英語は、英文法については、中学校で習う分量のうち9割近く終わっています。残っているのは分詞と関係代名詞の2つ。関係代名詞はやや難しいですが、易しいテキストを使えば独学で理解できます。
なので、2学期から英語の長文問題に取り組めるように、夏休み中に中学英文法を1通り終わりにするのが良いです。夏休みの英文法の学習の仕方は、中学1年生・中学2年生と分けて行うのではなく、be動詞・一般動詞・現在進行形と過去進行形というように、文法ごとに区切って行います。be動詞や一般動詞は中1では現在形を学習し、中2では過去形を学習しますが、夏休みの学習では、be動詞は現在形と過去形をセットで学習し、一般動詞も現在形と過去形のセットで学習します。本屋さんに売っている英文法のテキストや3年間の総まとめのテキスト、学校で購入した3年間のまとめのテキストなどはこの形式になっています。
英文法は問題を解くだけでなく、説明の部分をよく理解し、基本文は日本文から英文に直せるようにします。日本語から英語に直すことができるようになると、高校入試で最も難しい英作文の問題も解けるようになります。英文法の説明をあまり読まず、理解もせずに問題を解いて〇xをつける人がいますが、逆です。説明をしっかり読むことを中心にしてください。英文法を理解するのは、英語長文を正しく読むためです。英文法問題は、入試にはあまり出ません。英文法問題を解くためではなく英語長文問題を解くために英文法の知識が必要なのだから、やるべきことは文法問題を解くことではなく、文法を理解することです。
英単語は、公立高校入試で必要な単語数は1300程度です。本屋さんなどで英単語集を買ってきて、夏休み中に3回は繰り返し、全部覚えましょう。夏休みに英単語を覚えておくと秋以降、英語の学習は少ない時間で済むようになります。そしてその少ない時間でも高い得点がとれるようになります。公立高校入試はほとんどの地域でリスニングテストがあり、そのリスニングの配点も高くなっています。ですからリスニング対策も必要なのですが、このリスニング力は1日や2日でできるようになるわけではありません。少しずつの聞き取り練習で進歩していくものなのです。ですから、単語集などは、音声がついているものを使って、外国の人が発音した単語をまねて発音しながら暗記していくと、暗記もしやすくなりリスニング力も上がるのでお勧めです。
英語の学習は、1日に1回ならば、夜にやるのがいいです。暗記科目は夜寝る前にやると、眠っている間に記憶が定着して忘れにくくなるからです。理想としては午前中に1回やり、それと全く同じ内容の学習を、夜にもう1度やるのがいいです。1日1回だと10覚えたことのうち7は忘れてしまいますが、その日のうちにもう1度しっかり復習すると、10のうち忘れることは4ぐらいまで減り、6つはしっかりと記憶に留まるようになるからです