勉強法

作業と勉強は違う

自分が今、机に向かって行っているのは作業なのか勉強なのか、自己確認しながら勉強をやることが大切です。作業というのは、まとめノートを作ったり、単語カードを作ったりすることです。学習内容の理解や覚えるべき事柄を暗記したり、問題を解いたりするのは勉強です。
言い換えれば、理解や暗記といったことを行うための、前段階での準備が作業です。

まとめノートをきれいに作ったりするのは、女の子に多いですね。いろいろな色でカラフルに書いている。けれどもノート作りを一生懸命やって、それらのノートを活用することがない。これでは成績が上がりません。本末転倒です。

本来、まとめノートは不要のものです。良くまとまっている参考書やテキストのコピーをとって、それをノートに貼り、何度も眺めていた方が10倍以上、効率がいい。まとめノートなど、自分で手作りの学習ツールを作るのは、市販でよいものがない時に限ります。

英単語カードは、なかなか良いものがないので作ってもいいですが、英単語集そのものを持ち歩いてぼろぼろになるまで何回も暗記したほうがずっといいです。

勉強は、人それぞれ自分に合ったスタイルがあり、自分でまとめなければ頭が整理されないという人もいます。そういった人は、まとめノートを作るのもアリですが、その時間は、勉強ではなく、ただ作業を行っているだけなのだということを自分で把握してください。