教育ニュース

KDDIがスマートフォン向けの教育コンテンツ「GAKUMO」をサービス開始

スマートフォンや携帯電話のauでおなじみのKDDIが、この7月から、auのスマートフォンの利用者を対象とした教育コンテンツを新しく提供します。
コンテンツは2つです。
1つはは未就学児童(小学校に通うまで至ってない年齢の子どもです)を主な対象とした「こどもパーク」という知育サービスです。
もう1つは中学生・高校生を対象とした「GAKUMO」という学習サービスです。
私が気になるのは「GAKUMO」。スマートフォンを利用した「手のひらの自習室」を目ざすとのことです。スマートフォンを使った学習は、とくに英語学習と相性がよく、英検、TOEIC、英単語暗記、英会話、英語全般などなどさまざまなアプリがいくつもの会社から提供されています。GAKUMOも使い勝手がいいサービスになりそうですね。

学習時間は1回あたり15分。一問一答形式で勉強するようになっています。解答も自動正誤判定なので楽です。通学時間や日常生活のちょっとした合間の時間を使った学習、いわゆる「すき間学習」を意識しているのですね。
コンテンツも充実していて動画付きの解説があったりします。間違えた問題は自動保存されて、その間違えた問題のみを何度も繰り返せる効率の良い学習ができます。わからない内容は、メッセージで先生に質問することもできます。facebookやmixiといったSNSと同じような機能もついているので友達や仲間と励まし合いながら学習を進めることもできます。これなら途中で挫折しなさそうです。ランキング機能や正解率に応じたコイン獲得機能もあります。こちらは、ソーシャルゲーム的な楽しみが得られますね。

中学生は3教科5科目で、コンテンツ提供、すなわち問題と解答解説などの作成は、ディートゥーアール(社会)、個別指導塾TESTEA(英語、数学)、マイスクール慶應修学舎(数学)、学習塾プリオーレ(英語、社会、2013年10月以降に国語と理科も提供予定)です。高校生が5教科9科目。コンテンツ提供は、ベネッセコーポレーションが英語・数学・国語・理科・歴史の全教科を手掛けます。中学生向けはベネッセでは任天堂DSの得点力学習DSというソフトがあって、それと競合するから、それでベネッセは高校生向けのみにしたのかもしれないですね。

料金は、1コース受講が月額980円、2コース受講が月額1480円、3コース受講が月額1980円です。

あとは問題と解答のレベルが気になりますね。ベネッセの中学生向けの得点力学習DSは公立中学校での成績がちょうど中間あたりの生徒を対象とした易しめのつくりだったから、そのぐらいなのかな。高校生向けのは、センター試験で平均点が目標なのかな?スキマ学習で難関大に受かるわけがないから、高校生のサービスは、偏差値50あたりを目標としたものなのかな?