夏休みの自由研究

理科の自由研究のテーマやネタの探し方

他人とかぶらない自由研究のネタやテーマを探す

夏休みの理科や社会の自由研究のネタはインターネットで探すこともできるし、本屋さんなどで自由研究のテーマやネタを紹介している本がいろいろ売ってもいます。
そうしたネタを参考にすれば、簡単に自由研究の宿題を終えることができますが、他の人と自由研究の内容がそっくりになることがあります。自由研究が展示される場合などで、ネタがかぶっているだけでなく内容がそっくりな場合、ほかの人が写真やイラストをふんだんに用いたり、見やすいまとめになっていたりすると、ちょっとした敗北感を感じてしまうかもしれません。
そういったことは嫌な人のために、ネタはある程度までかぶるとしても、内容まではそっくりにならないために、どのように自由研究のネタを探したらいいのか紹介します。

理科の教科書の実験や観察からネタを探す

オーソドックスですが、学校の教科書からネタを探すのがよいです。
中学1年生ならば、植物の観察、固体・液体・気体、物質の溶け方、力、ばね、浮力、地層、地震などが教科書に載っています。これらの分野から自分が興味の持てる分野をまず選びます。たとえば植物が面白そうだと思ったら、植物の分野の中からネタになりそうなことがらを探します。たとえば被子植物と裸子植物の比較を自由研究のネタに選んだとします。図書館で代表的な被子植物と裸子植物を調べ、それらをノートにまとめます。花の種類と生息地、特徴などを文章にし、花の様子は絵として描き写すだけでいいのです。被子植物5点、裸子植物5点ぐらいでかまいません。また、その花が花屋さんや植物園、どこかの花壇などで見かけることができる場合、わざわざ絵を描かずに写真を撮ってもかまいません。これだけで立派な自由研究になります。また、ばねの実験を自由研究のネタに選んだならば、ばねに物をぶらさげ、物の重さとばねの伸びの関係を表とグラフにします。物を水中に沈めた状態でばねの伸びを調べる実験も行います。水中に沈めたときは、物の重さだけでなく体積なども調べるのがポイントです。教科書に載っている実験を、日常の物を使って工夫して行ってみてください。教科書の実験や観察は自由研究のネタとしてよい素材なのです。

料理・洗濯などの家事からネタを探す

理科の教科書以外にも自由研究のネタを見つけることができます。それは、毎日の生活の家事です。
家事の中でも、ネタを特に見つけやすいのが料理・洗濯・掃除です。
料理でのネタ探しならば「バターを作る実験」「アイスクリームを作る実験」「太陽の熱だけで目玉焼きを作ってみる実験」「温泉卵を作る実験」「縄文時代に食べられていた縄文クッキーを作る実験」などがあります。洗濯関連ならば「廃油を利用して石鹸を作る実験」「洗濯物の布の生地や干す場所による乾き方の違いの観察」「ソースやケチャップや油やインクのしみ抜きの実験」「手洗いをした場合の洗剤の量による汚れの落ち方の違いの実験」などがあります。掃除では「打ち水をしたとき、気温がどれだけ下がるかの実験」「1日に出るゴミの種類や量の分類」などがあります。
ペットの世話ならば、家で飼っている動物の観察も自由研究のネタになります。動物の中でも魚は自由研究のネタとして人気があります。グッピー・メダカ・金魚・ベタなどを、熱帯魚を売っている店で水槽や水槽セットの安いものと一緒に買ってきて観察するといいでしょう。
料理からのネタ探しは、ほかにもいろいろあります。小麦を砕いて小麦粉を作り、パンを焼いてみるとか、砂糖の種類を調べるとか、料理は自由研究のネタの宝庫です。
ユニークな自由研究ならば、ボリュームが少なくとも評価の高い研究作品になりますのでユニークな独創性あふれる自由研究のネタを日常生活の中からみつけてください。