高校生の勉強

センター試験の数学は白チャートと過去問で十分

国立大学の文系学部志望で、数学はセンター試験で使うが、2次試験では使わないという人が多くいると思います。こういった人は数学の学習にどんな参考書を使えばよいかというと、白チャートが最適です。黄色チャートまでやる必要はありません。センターの数学は難しい問題の解法パターンを多く身につけたから満点に近づくというわけではありません。覚えるべき解法パターンはさほど多くありません。白チャートで十分なのです。
白チャートは、教科書の基本問題やその応用問題を詳しく説明しています。教科書をやってもいいのですが、教科書だと解答解説が載っていなかったりします。
そしてもう1つ、センター試験はマークシート方式というのもあって、作問が特殊です。また、数学IIや数学Bは問題量が多くて、かなりの速度で解かないと時間が足りなくなります。センター試験は慣れも必要なのです。ですから、白チャートできちんと理解をしてから、最低でも10年分の過去問を解きましょう。予想問題などを解くのもいいです。同じく数研出版で、センター試験用の緑色のチャートがあります。あちらをやるのも力がつきます。ただし、数学で教科書レベルの部分に抜けがあるのに、センター用のテキストをやるのは避けた方がいいでしょう。必ず白チャートで一通り学習してからセンター用の勉強をしましょう。
ただし、時間がない人はこの限りではありません。センター対策用の数学のテキストで要点を押さえつつ学習を進めても7割程度は狙えます。ただし、これも人によりますが。