標準的な学力の中学生にお勧めの参考書はニューコースです。ニューコースは学研から販売されていて、普通の本屋さんやアマゾンで購入できます。
参考書の選び方は難しいもので、成績を伸ばしたいゆえに、ついつい難しいものを選びがちです。中学1年生から3年生までこれ一冊でokという自由自在や旺文社の中学総合的研究を選んだり、学年別では文英堂のよくわかるシリーズや学研のパーフェクトコースを選びたくなります。
ですが、これらは学校の授業を聞いたり、教科書を読んだりするだけでおおよそのことは身についてしまうという、勉強の才能がある中学生用のものです。
また、参考書と問題集が合わさった大判のものもあります。学研ならば「~をわかりやすく」シリーズなどです。これは分かりやすくはあるのですが、必要な事柄がすべて載っているわけではありません。学校の定期テストで平均点がとれない中学生や、勉強をするのがおっくうで頑張る気持ちが弱い中学生のためのものです。これをやっても平均点を越えることはありません。
そこでニューコース参考書なのです。特に英語・理科・社会が素晴らしいできです。重要なことは分かりやすくしっかり説明してあります。図や写真も多く使い、しかもカラーだから見やすく、記憶にも残りやすい。学校の授業に全く参加していなくてもこれを読んでいれば全く問題ありません。
けがや病気で入院して学校に行けなかったり、不登校だったり、あるいは学校の先生の授業が下手だったりする場合、ニューコースに書かれている内容を読んでいれば大丈夫です。ニューコースには、公立高校入試には出題されないような細かなことは書いていませんし、また、公立高校入試に出るのにニューコースに載ってないということもありません。
参考書ですので、確認問題や応用問題はあまり載っていません。問題集もニューコース参考書以外に用意するのがよいです。ニューコースでは参考書以外に問題集もあるのですが、問題集のほうは、学校の教科書に準拠したもののほうが定期テストで良い点をとれます。ニューコースの参考書と教科書の2冊で理解を深め、教科書準拠の問題集で学力を高めるというのが良いやり方です。
県で一番レベルの高い公立高校から平均レベルの公立高校までニューコースで幅広く対応できます。公立高校よりレベルの高い私立高校に行きたいときに、それ以上の参考書が必要になるだけです。学校の定期テストの成績が平均点より少し下ぐらいのせいとはぜひ、ニューコースの参考書で頑張ってください。