高校受験

中学3年生の夏休みの社会の勉強法

中学3年生の夏休みの社会の勉強は、学習内容の全体像を捉えつつ、各項目を比較して暗記することです。
歴史は学校の定期テストでは、各時代を区切ってテスト勉強をしてきたため、縄文時代から現代まで歴史の大きな流れを意識して勉強してきたことはなかったでしょう。そのため、各時代の出来事がごちゃまぜになって元が九州に攻めてきたのは何時代か、足利尊氏は何時代か、勘合貿易は何時代かなどがごちゃごちゃになっているでしょう。
こうしたごちゃごちゃとして整理されていない知識は整理しさえすれば、すぐに覚えられるようになります。過去から現代までの歴史の流れ、各時代の事件、戦乱、政治の仕組みなどを年表を通じで読み込んでいきましょう。年表形式の問題集を買ってきて、それを解いたり、あるいは年表にすべてまとめたりするとかなり整理しやすくなります。
また、外交や貿易だったら、外交や貿易だけを載せた年表を作ったり、、戦乱のみの年表を作ったりしても整理されます。政治の仕組みも、飛鳥・奈良・平安・鎌倉・室町・江戸・明治時代の仕組みを並べていき、各時代ごとに比べると、それぞれの違いがよく分かって、覚えやすくなります。
地理は、ゆとり教育のころは覚えることがらなんてごくわずかで、資料を読んで解く問題ばかりでした。すなわち受験勉強は地理には不要だったのです。ところがゆとり教育が終わって、一気に難しくなりました。日本国の各地域の産業の様子や世界の国々や地域の産業を細かく覚えなければなりました。これはかなり難しいです。どうすれば、少しでも覚えやすいかというと、白地図を用意して、白地図に重要な事柄を自分で書いていけば理解しやすくなります。
それから地理と歴史の問題集は、基礎力の養成については一問一答式の問題を手掛けるとよいでしょう。一問一答で重要事項を機械的に暗記したら、それらを中心として、より多くのことを覚えて、自分が知っている地理の世界や歴史の世界を広げていく。入試問題は、歴史ならば、戦乱が起きた場所を地図から選んだり、史料を見て答えたりします。地理ならば、地図や図や表をみて答える問題が多いです。これらは基礎的な知識を持っていればそこそこ解けます。入試問題のような総合問題を解く力を養うためにも、まずは一問一答式の問題で知識の補強をしてください。